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2010年06月 アーカイブ

歯の神経

最近、日が長くなり、18時30分を過ぎても外が明るいので、すこしウキウキしますね。

今回は、歯の神経についてです。

歯の神経は、歯の中の神経と歯のまわりの神経の2つがあります。

歯の中の神経は、「冷たいのもので歯がしみる」とか「歯に大きな穴があいて、ずきずきする」
など。
つまり、歯の知覚をつかさどる神経のことです。


もうひとつ、歯のまわりの神経があります。
今回は、こちらをメインにお話しさせて頂きます。

よく、このような質問があります。
「歯の中の神経はとったのに、なんで歯が痛いんだろう」
これは、歯の中の神経ではなく、歯のまわりの神経が炎症をおこしているからです。

歯のまわりの神経の役割とは。
「今、物を噛んでいますよ。噛んでいるものの固さはこれくらいですよ。」と脳につたえるのが主な仕事です。

目をつむって突然得体のしれないものを口に入れられたら、どうやって噛んでいいかわからないと思います。ただし、一度ガリっとかんである程度の固さを認識したら、それに対応して咀嚼します。
これに歯のまわりの神経は関与しています。

食べ物を噛んで飲み込むというのは、とても単純な行為です。
けれど、人間は自然とかたいお煎餅と柔らかくてネバネバするお餅とでは、無意識に噛み方や噛む力を変えて咀嚼しています。
そしてここでさらに重要なのが、口に入れようとしている食べものを目で見て認識することが、とても重要であるということです。

人間は、目で見て、実際に噛んでみることで、その食べものがどれくらいの固さなのかを、きちんと学習し、何も考えなくても、食べ物に順応して咀嚼しています。
反対に、たとえば、お餅だとおもって噛んだら石だったらどうでしょう。
あいててて〜となります。


食べ物を食べるという毎日の反復行為ひとつにとっても、人間にこれだけ奥の深いメカニズムがあります。皆様、ご自身の体をいたわってあげてくださいね。


歯の夢

6月4日から昨日10日までは“歯の衛生週間”でした。
6月4日は虫歯予防デーと、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
この虫歯予防デーが口腔衛生週間になり、何度か名前が変わり、
現在の“歯の衛生週間”になったそうです。へぇ・・・
そんな歯WEEK、私はかぶせ物がグラグラしている夢をみました・・・
よく、歯が抜ける夢をみると肉親に不幸が起こる、などと言われますが
かぶせ物の場合は・・・?と思い調べてみましたが、そんな夢についてのジンクスは
見つけられませんでした。しかし、歯に関する夢は、やはりあまりいいものでは
なさそうで、例えば「虫歯」だと気力の低下や不安や問題を抱えている、とか。
本当かどうかはさておき、「入れ歯」「歯医者」「ハミガキ」などキーワードごとに
いろいろな解釈があり結構面白かったですよ。
暇つぶしに如何でしょう・・・

虫歯

こんばんは。梅雨入りし、雨の日も多い季節になりましたね。
今日は虫歯(う蝕)についてお話したいと思います。
虫歯は、生体内でももっとも硬い組織の歯を溶かす疾患です。また、プラークの直下にできます。
虫歯になりはじめは、痛みを伴いません。しかし、神経付近や神経まで達すると強い痛みが誘導されます。そして、歯が崩壊していきます。虫歯は歯を崩壊する感染症です。
虫歯は、19世紀中盤から世界的な規模で激増しました。この大流行の原因は、精製砂糖(ショ糖)を大量に消費するようになったからだそうです。
虫歯は甘味の摂取という生活習慣と関係している感染症なのです。
現在では、虫歯と生活習慣の関係を4つの要因で表しています。
虫歯は、1 歯(宿主)に、
    2 う蝕病原性細菌(虫歯を起こす菌)が付着し、
    3 ショ糖を中心とした糖に曝され
    4 一定時間の経過後発症することを示しています。
う蝕病原性細菌にはいくつかありますが、人の口の中からは、ストレプトコッカス ミュータンス菌が一番多く検出されます。この菌は、歯に付着し、増殖し、糖から酸を産生しこの酸によって歯が脱灰され虫歯になります。
虫歯について少し理解して頂けたでしょうか?ストレプトコッカス ミュータンス菌は人によって口腔内に存在する数も違います。もし菌の数など調べてみたいなと思いましたら唾液検査をしに一度いらしてみてください。お待ちしております(^^)

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