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むし歯のメカニズム(3)

総務の笠原です。
すっかり秋も深まり、旬の美味しい食べ物についつい目移りしてしまいますね。
日々食事を楽しむには、やはり歯のケアが大切です。

これまでに歯の構造、再石灰化、プラークコントロールの大切さをお話しましたが、
今回はむし歯になってしまった歯のお話です。

小さな穴が開いたむし歯は、残念ながら元に戻すことは不可能です。
この時点では自覚症状もないため、ついつい放置しがちです。
定期検診で衛生士さんに指摘される方が多いかもしれませんね。

1. まずは小さな詰め物で治療をすると思いますが、詰め物のわずかな隙間から
 むし歯菌がもぐりこみ、詰め物の下がむし歯に!

2. 次の段階は、また少し歯を削って大きめの詰め物を入れるも、
 同じ流れで隙間からむし歯に!しかも今度は象牙質までむし歯菌が!

3. 今度はたくさん歯を削って、歯全体に被せ物を入れることに…
 その後は被せ物の隙間からむし歯が広がり、ズキズキ!と痛み出した時には既に炎症が
 神経全体までに及んでいることも!そうなると、神経を取る処置を迫られてしまいます。

4. 神経を取った歯は、根管治療をしてももろくなってしまいます。
 いずれ根が割れて抜歯に至る原因に…

5. 抜歯後の治療としては入れ歯、ブリッジまたはインプラントが考えられますが、
 どれだけ自分の歯が快適だったか…という気持ちになるかもしれません。
 しかし失った歯は元には戻せないのです。

今皆さんのお口の中には、詰め物や被せ物がされている歯はありますか?
私はもう治療したから大丈夫!という考えは大間違いです!
治療した歯だからこそ、むし歯が進行しやすいのです。

健康な歯も治療した歯も守るために、ご自宅でのケアと定期的な歯科医院でのケアを
お奨め致します。

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2015年10月14日 10:57に投稿されたエントリーのページです。

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